不動産を購入する前に

不動産を購入する前に

不動産の特徴として、流動性の低さがあります。流動性とはなかなか換金できないということです。いざ現金化しようと思っても、すぐに所有する不動産が売却できるとは限りません。逆に現金で所有しているよりも不動産で所有しているほうが、現金の流出を防ぐことが出来るというメリットもあります。
もしも不動産を購入するのであれば、それなりの知識を得てからにしましょう。
例えば、所有権や借地権との違いや、セットバックや再建築不可、市街化区域と市街化調整区域の違いなどを、一通り勉強してから購入するようにします。売られている物件には様々な用語が用いられています。その用語の意味くらいはすぐに分かるようになっておくべきです。人生で一番高い高価な買い物ですから、適当に購入を決めるようなことをすると、後で後悔することになりかねませ㎜。
後悔するような物件は、得てしてなかなか売却できないことも多く、出来たとしても安値での売却になりがちです。

不動産売却にあたって売主として必要な書類とは

不動産売却をするためには、いくつか手続きのために必要になる書類があります。
これらのなかには市町村役場などで有償で発行してもらうものも含まれていますので、契約の日取りが決まっているのであれば、あらかじめ準備しておいたほうがよいでしょう。
まずは外せないのが権利証といわれることもある土地・建物登記済証（権利証）、または登記識別情報であり、これは該当の土地や建物の所有者であることを証明するものです。
また市町村役場で登録されている実印と印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書も挙げられます。通常は不動産会社に相談をする時点で、本人確認のために運転免許証などの身分証明書を求められることがあります。ほかにも新築当時の検査済証、マンションの管理規約やパンフレット、地積測量図や建物図面などがあれば望ましいといえます。
これらのほかに、印紙代や仲介手数料といった諸費用もあわせて持参しなければなりませんので覚えておくとよいでしょう。